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TEL. 045-805-5591

〒245-0016 神奈川県横浜市泉区和泉町4247番地

筆跡鑑定|印章鑑定|特殊鑑定の専門調査業

客観性·公平性·透明性を担保した鑑定方法を採用しています。

田村鑑定調査のホームページへようこそ。弊所では筆跡や印章などの鑑定に,主観に頼らない方法を採用し,どなたにもわかりやすい報告書の開発を行っています。
研究成果の一部は,「日本筆跡鑑定協会」における「鑑定方法及び,鑑定技術の認定会議」にて,協会指定鑑定人(他所の鑑定人)も認める内容であり,実用性と信頼度の高いものとなっています。

署名と印鑑を,同時に鑑定できます。

遺言書や契約書などは,署名と印鑑部分が重要とされています。弊所では,一度に両方の鑑定を行えますので,費用と時間の節約につながり,証明力の向上も期待できます。もちろん,筆跡のみ,印鑑のみの鑑定も行っており,専門業者ならではの,精度の高い鑑定結果をお求めいただけます。

見えない筆跡を見えるようにする。〜特殊な鑑定もいたします〜

また,赤外線を利用した透過調査や,画像補整技術を応用した不可視物の可視化,ワープロ文書などの語句分解調査など,様々な調査方法を有し,お客様のご相談に対応しています。

筆跡や印章は,原本でなくても大丈夫!コピーや写真などからでも,鑑定することは可能ですので,お気軽にお問い合わせください。

下記5項目は,依頼件数の多い案件です。お急ぎの方はこちらをご参考ください。

遺言書の真贋|契約書の疑義|怪文書の嫌疑|いじめ問題|領収証偽装

筆跡と印影をセットで鑑定いたします

  • 契約書などの重要書類には,氏名や住所を自署し,実印を押印する場面がよく見られますが,筆跡鑑定や印章鑑定のご相談が多い案件でもあります。
    弊所では,筆跡に関するの多くのご相談をいただき,10数年,鑑定業をしていますが,筆跡と同じように,印章(印影)に関するご相談も承っておりました。
    これまでは,筆跡鑑定と印章鑑定のカテゴリを分けて受け付けておりましたが,昨今,筆跡と印章に関するご相談件数の増加や,「報告書をセットで作成してほしい」とのご要望にお応えしまして,筆跡と印章をセットにした「筆跡・印影鑑定報告書」を,新たに導入することといたしました。
    報告書の内容については,筆跡に関する報告書は「筆跡異同診断書(基本報告)」(¥32,400)相当で作成し,印章に関する報告書は「簡易印章鑑定書」(¥32,400)相当で作成いたします。カテゴリとしましては「初期鑑定」に入るため,報告内容は簡易なものとなりますが,鑑定作業は100%行いますので,「本鑑定」に移行しても結果が変わることはありません。
    鑑定料金につきましては,消費税込み¥54,000 にて承りますので,筆跡と印章の両方でお悩みの方は,是非ご検討ください。
    記名による筆跡と押印による印影のイメージ

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調査をすることが可能な筆跡

  • 日常的に行われる筆記のうち,一番多い書体は「行書体」が使用されます。早い方では,小学校中学年ごろから使い始められますが,低学年のころより授業のスピードが速くなるため,「楷書体」より速記が可能な「行書体」が使用されることは,必然的であると思われます。
    現代において,通常使用される「行書体」・「楷書体」・「草書体」において,その筆跡を鑑定することは,ほぼ可能です。弊所では,通常の書き方ではない筆跡や,近年新たに加わった「筆記具」による筆跡についても研鑽を重ねており,鑑定を行うことが可能です。
  • 定規を使用した筆跡

    直線定規の筆跡サンプル

    定規を使用して書かれた筆跡は,怪文書などによく見られます。定規を使用することにより,曲線の運筆が困難になるため,執筆者の本来の筆跡を隠匿することや,読み手に気味の悪い思いをさせることが狙いであると思われます。
    しかし,筆跡の調査では,単に形態のみを観察するものではなく,筆跡の向こう側にいる,執筆者の筆癖を見い出すことにありますので,定規で書かれた筆跡であっても,鑑定は可能なのです。
  • 文字型定規を使用した筆跡

    文字型定規の筆跡サンプル

    こちらは,筆跡を作成できる,テンプレート定規による筆跡ですが,やはり怪文書に多く見られます。直線定規を使用した筆跡と異なり,曲線をきれいに書くことができ,平仮名・片仮名・漢数字・算用数字などの型があり,それなりの文章を作成することが可能であり,また短時間で筆記することができるため,比較的長文の怪文書に多い傾向にあります。執筆者は,自身の筆跡を完全に隠匿することができると考え,このテンプレートを使用すると思われます。
    しかし,テンプレートで筆記した筆跡にも,わずかではありますが,執筆者の筆癖が表れてしまう部分があり,その筆跡を調査することができます。また,文章を作成する場合,執筆者の言い回しや,よく使用する語句があり,「てにをは」の使い方から,起承転結に至るまで,執筆者の個性が表れていることがあるため,観察の幅を広げ,鑑定を可能とすることができるのです。
  • ペンタブレットによる筆跡

    ペンタブレットによる署名のイメージ

    近年,携帯電話の契約などで,署名を求められるときに用いられるようになった,タブレット端末に専用ペンで筆記を行った筆跡です。筆跡がタブレット端末にそのまま残るタイプでは,紙などに筆記するときと同じように筆記できるため,執筆者固有の筆跡が残せるようです。また,専用ペンやタブレット端末の機能も日々向上しているようで,印刷された筆跡は,紙に筆記された筆跡をコピーした程度の精細さがあります。
    筆跡の調査において,いわゆる「原本」は,タブレット端末の上に筆記した「痕跡」になりますが,筆記の瞬間に消えてしまい,また,別の契約にも使用されるため,原本が保存されることはありません。従いまして,パソコン上に保存されたデータを印刷した筆跡を使用することになりますが,上述のように,タブレット端末と専用ペンの精度が向上していますので,調査することができます。
    ※弊所では,現在では一般的になりつつある,ペンタブレットによる署名の,本人確認の精度に関して,数年前に大手通信事業者から試験的な鑑定依頼を受件した経緯などもあり,複数人の鑑定精度が100%近くであったことを踏まえ,鑑定可能であると判断しています。

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田村鑑定調査のご紹介

  • 2003年の開業以来,筆跡に関するお困りごとに対応すべく,個人様から,弁護士様,法人・公共機関様に至るまで,多様なご相談と,リピートのご依頼をいただいています。2014年には,鑑定依頼件数が1,000件を超え,鑑定実績は延べ2,000件を超えました。 近年では,過去にご依頼いただいたお客様のご紹介で,新たなお客様からお問い合わせをいただき,ご依頼に至るケースが増えてまいりました。

    鑑定依頼のグラフ
    ※お一人で複数のご依頼をされる方がいらっしゃいますので,実質鑑定件数と開きがあります。

  • 弊所では,日々蓄積される数多くの筆跡から,独自の筆跡鑑定用のデータベースを構築しています。また,筆記に関する様々な検証や,測定器具の考案と開発,記名式のサンプリングなどを経て実験と検証を行い,鑑定結果が実証できる「正確さ」を追求し,日々研鑽を重ねています。
    様々な取組」のページでは詳しくご紹介していますので,どうぞご覧ください。

    筆跡データベースの利用マイクロスコープによる筆順の観察筆記具の研究
    ※左から,筆跡データベースの利用,マイクロスコープによる筆順の観察,筆記具の研究です。

  • 鑑定人は「個人情報保護士」の有資格者です。お預かりした資料に含まれる個人情報は,個人情報保護法「第4条 個人情報取扱事業者の義務」を基本に,厳重な管理を行っています。
    また,法人様や行政機関等からのご依頼につきましても,個人情報における「センシティブ情報」と同様の取扱をしており,お預かりした資料の保管から,廃棄する際の手続きに至るまで,責任を以て取扱い,情報漏えいの防止に努めています。
    詳細は「プライバシーポリシー」のページをご覧ください。
  • 弊所では開業以来,鑑定料金に定額制を導入し,費用総額が明確になるように税込み価格を表示し,安心してご依頼いただける環境を整えています。
    また,お客様によっては,鑑定費用を先方様へご請求される方もいらっしゃるかと存じますので,弊所では全てのお客様に領収証を発行しており,鑑定費用の授受についても,お客様の先々を考えた取組を,開業以来一貫して行っています。

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筆跡鑑定は,大きく分けて三つの観点から結果を導き出しています。

  • 第一の観点は,筆跡を大別して5項目,詳細にして約50項目からなる要素により,比較分析を行い,異同の判断を行います。一般に「伝統的な筆跡鑑定」と呼ばれる作業に当たります。
    これは,一人の人間が書いた,同じ文字の中に表れる「書き癖」を明らかにして,鑑定を行う対照の筆跡から同じ文字を探し,その書き癖を見い出して比較鑑定を行いますが,文字の送筆画(点画)を一本一角つぶさに観察し,起筆(書き始め)・送筆(途中)・終筆(書き終わり)の状態や,転折(曲がる部分)・接画(線と線がつながる様子)・連続送筆(続け書き)・気宇(偏と旁の間隔)の広狭状態など…「葉」から「森」までを観察するように,詳細に比較観察する作業です。
    専門的には,「書き癖」を「常同性」と呼び,常同性を伴う異同の判断を行うことを指します。

    伝統的筆跡鑑定の観察点
    ※上図はイメージ。比較対象するポイントは,文字の数だけあるといっても過言ではありません。

  • 第二の観点は,固有名詞などを文字列として扱い,筆跡同士の大きさの比率や,文字の間隔,文字の偏向状況などを検査する「数値解析」です。「科学的な筆跡鑑定」と呼ばれる作業です。

    仮想枠線による文字列の観察
    ※仮想枠線法の検証サンプル。文字の比率,文字間隔,文字列の偏向状況の観察に使用します。

    そのほかにも,文字の送筆画の長さや,転折の角度・空白の面積・偏と旁の大きさなど…計測できるものを数値に置き換え,比較観察する作業です。

    「大」字第1画角度計測「大」字第2画角度計測「大」字第3画角度計測
    ※送筆画の角度計測は,汎用アプリを使用し,第三者の検証を可能にした,公平な方法を採用。

    また, 文字は,同じ人物であっても,書くたびに大きさや形が若干変化します。これは,罫線のあるノートや,原稿用紙に文字を書くときと,無地の紙に文字を書くときなどでは,執筆制限のかかり方が変わるためです。「執筆制限」とは,「枠内に収まるように書かなければならない。」といったものや「文字列をまっすぐに書こう。」というような,意識の有無にかかわらず起きる現象のようなもので,書字能力のある方なら,日常的に受ける制限です。
    そのため,異なる書類に書かれた筆跡の大きさ等を,単純に比較しても無意味であるため,各書類内での比率計算を行い,異なる書類間の比率を比較する必要があるのです。

    「な」字第1画・第3画長さ計測「な」字第1画・第3画長さ計測2
    ※送筆画の計測の様子。ここで得た送筆画の長さを比率計算に使用します。

    数値の計測や計算及び解析は,客観性や透明性,公平性が必要な筆跡鑑定に不可欠な観点となります。弊所では,上記に代表される,第三者の検証が可能な鑑定方法を採用しており,これらを含む計測と検証を経て,鑑定結果の根拠を導き出していますが,鑑定書に記載する際には,解説内容の必要に合わせて,図解を掲載しているため,全ての解説に付随するものではありません。
  • 第三の観点は,筆圧の状況を,特殊な技法を用いて可視化する「画像補整技術」による鑑定です。筆圧の程度が同様であるか否かを比較し,異同の判断に加えます。原本資料が必要であり,筆記具等により観察作業の可否がありますが,可能な限り判断に加えています。

    筆圧観察のサンプル
    ※同一人が執筆した文字列の例。筆圧の強弱を観察し,異同の判断材料に加えることがあります。

  • このほかにも,鑑定結果を決定する観点は無数に存在するため,田村鑑定調査ではこれらの観点を総合して,最終結果を導き出しています。

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筆跡鑑定のながれ〜ご依頼からご報告まで〜

まずはこちらのフローチャートをご覧ください。
初期鑑定の選択フローチャート

適正な初期鑑定はおわかりいただけたでしょうか。ご不明な場合は,以下をご参考ください。

  • ①ご用意いただくもの。
    執筆者が不明な筆跡(鑑定資料といいます)と,執筆者が判明している筆跡(対照資料といいます)を,ご用意いただきます。肉筆の筆跡(原本資料といいます)がお手元にある場合には,最も高い精度で鑑定できます。筆跡がコピーの場合は,コピー回数が少ない方が望ましいので,お手元の筆跡資料をそのままお貸しください。
    また対照資料は,鑑定資料に近い日付の筆跡が望ましく,鑑定資料の日付の,前後の筆跡をご用意ください。対照資料が少ない場合には,鑑定精度が下がることがありますので,以下の要領で筆跡をお探しください。

    ・年賀状やお手紙等を,差し出した方からお借りする。
    ・土地や不動産の契約書を入手する。
    ・自動車や携帯電話などの契約書を入手する。
    ・結婚式の芳名帳に,当該筆跡があればお借りする。
    ・葬儀の会葬帳に,当該筆跡があればお借りする。
    ・入院や通院の経験があれば,病院から各種書類のコピーを入手する。
    ・介護施設などの利用経験があれば,施設から各種書類を入手する。
    ・町内会などの所属団体に,当該筆跡がないか問い合わせてみる。
    ・カレンダーや,電話連絡などの掲示物に,当該筆跡がないか探してみる。

    筆跡をご用意いただくに当たり,お骨折りいただくことになりますが,お客様にしかできないことですので,ご検討願います。
  • ②お問い合わせください。
    筆跡資料のご用意ができましたら,「鑑定可否の判断」や「鑑定日数のお知らせ」「鑑定料金」などについてお知らせいたしますので,まずはお問い合わせください。「筆跡資料の集め方がわからない!」というお問い合わせでも結構です。
    怪文書などを除く,一般的な筆跡で書かれている場合,お電話で鑑定の可否をお伝えできます。メールやFAXでも受け付けていますので,お忙しい方はそちらをご利用ください。
    お問い合わせは匿名でも構いません。お気軽にお申し付けください。 お問い合わせはこちら
  • ③鑑定をご依頼ください。
    郵送等にてご依頼いただけますので,北海道から沖縄県まで日本全国から受け付けております。
    簡易書留やレターパックなどでお送りください。到着後,必ず着荷のご連絡をいたします。その際に「着手予定日」のお知らせや,御請求書の送付などの事務手続きもいたします。
    筆跡や印章の資料は,鑑定が終了しましたら,全てお返ししておりますのでご安心ください。
  • ④鑑定作業を行います。
    以下は弊所での作業になります。一部ご依頼主様にご協力をしていただくこともございます。
    ⑴資料選別
    鑑定資料と対照資料を明確に仕分け,執筆時期(年月日)の特定や,第三者の筆跡が混在している可能性なども同時に確認いたします。本鑑定のときには書面による確認を取らせていただくこともございます。
    ⑵同一文字の選別と抜粋
    鑑定資料,対照資料の両方に共通して執筆されている筆跡を選別します。また,漢字では偏や旁などの漢字構成部位や,平仮名などでも共通している部位について鑑定材料に使用することがあり,同様に選別いたします。この工程は,日本筆跡鑑定協会の「鑑定方法及び,鑑定技術の認定会議」で認められている,適正な方法です。
    ⑶鑑定作業
    鑑定資料,対照資料ともに,執筆されている対象物(紙,壁材,金属類,プラスチックなど,多種多様です)の素材識別から,執筆に使用された筆記具の推察,利き腕の推察,執筆姿勢の推察など,執筆時の環境に関する調査をできる限り行い,筆跡では,文章全体の配置や,文字列の状態,1画ごとの形態観察や,文面内容(言い回しなど)の癖,執筆位置の癖など,執筆者固有の特性の抽出を行います。また,客観的な判断の基準となるべく,弊所で蓄積されている筆跡データベースを基に,統計学的な裏付けができるよう,数値解析を取り入れる研究も進めています。更に,筆跡性格学に則した,執筆時の筆者の心理面や,筆者の基本的性格の観察も同時に行い,思料の一部としています。

    上記⑴から⑶までは,全てのご依頼に対して行います。筆跡鑑定の結果報告は「筆跡鑑定書」や「筆跡異同診断書」など,ご依頼主様のプランに応じて作成しています。詳しくは「鑑定料金」をご覧ください。ご依頼主様が法曹関係者様(弁護士,司法書士など,依頼人の代理人となられる方)の場合には,控えとして同一報告書を更に1冊お渡しいたします(都合2冊ということです)。
    また,鑑定書の場合は全ての方に,上製本1冊と通常製本1冊,未製本1冊分の計3冊をお渡しします。
  • ⑤鑑定料金のお支払い。
    御請求書のご案内のとおり,銀行振り込みで鑑定料金をお支払いください。原則先払いですが,法人様の場合は後払いが適用できますので,ご依頼時にご相談ください。
    お支払い方法は,銀行振り込みのほか,現金書留でのお支払いや,弊所にて直接お支払いいただいても結構です。
  • ⑥報告書をお受け取りください。
    完成した報告書類は, お預かりした鑑定資料や対照資料と併せ,郵便局のレターパックプラスで発送します。レターパックプラスは速達扱いとなっていますので,最短の時間でご依頼主様のお手元へ届きます。発送の際はポスト投函はせず,弊所スタッフが郵便局員さんに直接手渡しで発送しています。 また,直接受け取りに来られる方には,鑑定人が直接お渡しいたします。
    ※お客様のご都合に合わせ,発送の差出人名や,御請求書・領収証の名前を,個人名などで行うことや,宅配便での発送に替えることもできますので,お気軽にお申し付けください。
  • ⑦アフターサービスをご利用ください。
    弊所では,鑑定終了後5年間,お客様のデータを保管しています。
    受け取られた報告書につきましては,わかりやすくお読みいただけるよう,細心の注意を払って作成しておりますが,万一ご不明な点がございましたら,お手数をおかけしますが,お問い合わせくださいますよう,お願い申し上げます。ご不明な点について,ご説明させていただきます。
    また,お客様全員に「お客様アンケート」ハガキをお送りしておりますので,弊所をご利用いただきました,率直な感想をお聞かせください。これまでにも,お客様のお声から新しい様式の鑑定報告書などが生まれ,多くのお客様にご利用いただくきっかけとなっております。
    更に上位の報告書や,本鑑定書の作成へ進まれるお客様につきましては,鑑定終了後5年以内であれば,保管データを活用することができますので,お手数をおかけすることもありません。
  • 以上が,鑑定に関する大まかなながれです。要約すると以下の図のようになります。

    鑑定依頼の簡単段取り図

    鑑定可否の判断や,事前見積り,面談による相談や,鑑定終了後のアフターサービスまで,鑑定人が一貫して行っております。担当者が変わって混乱することもなく,安心してご依頼いただけるよう,努めております。

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筆跡鑑定の結果は,信頼に足るものですか?

  • お問い合わせをいただく方の御質問として,よくうかがうお言葉です。
    筆跡鑑定は,書類などに書かれた筆跡を見て鑑定作業を行いますので,「原本」の筆跡を使用することが最も望ましく,鑑定資料(執筆者が不明な筆跡)と,対照資料(執筆者が明確な筆跡)が,両方とも原本筆跡であれば,筆跡鑑定の正確さは向上し,不鮮明なコピー等の場合は低下します。
  • また筆跡は,時間の経過や,心身の状態などで絶えず変化していますので,鑑定資料と対照資料が書かれた日付が近いほど正確な鑑定ができ,離れるほど低下していきます。
  • 硬い机に紙を1枚置き,ボールペンを使って字を書くと,ペン先が「滑りやすい」と感じたり,その逆に,フェルトペンを使って紙に字を書くと,摩擦が多く「書きづらい」と感じたり…共感される方も多いかと思います。実は,筆跡は筆記具によっても変化します。筆跡鑑定においては,鑑定資料と対照資料が同じ筆記具の場合には,鑑定の精度が向上し,極端な違いがある場合は低下することもあります。
  • その他,縦書きと横書きなどの書式の状態や,紙に書かれた筆跡と壁に書かれた筆跡などの,姿勢に関すること,日記を書く場合と契約書を取り交わすシーンなどの,執筆環境に関することなど,筆跡に影響を与える要素は数多くあるため,鑑定資料と対照資料の条件を,とにかく合わせていただくことが,鑑定の精度を向上させることにつながります。
  • そして条件を整えていただくことは,鑑定人が手出しできない領域ですから,筆跡鑑定の精度=信頼度は「依頼される方にかかっています。」というのが,ご質問への回答になります。
    回答が冷たく感じられる方もいらっしゃるかと思いますが,ご依頼の際にはアドバイスをさせていただいておりますので,弊所では,依頼される皆様に万全の状態で鑑定に望んでいただいております。

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筆跡に付随した鑑定も行っています。

  • 赤外線を使用して,黒塗りなどで読み取れなくなった筆跡の透過再現や,加筆の疑いを検証できる,
    「赤外線調査」
  • 消されてしまった筆跡や,赤外線で透過再現できない筆跡などの再現を試みる,
    「画像補整調査(特殊案件)」
  • 文字構成や起承転結など,個人特有の癖に着目し,異同の方向性を判断する,
    「語句分解調査(特殊案件)」
  • 押印されている印影の,真贋を判断する,
    「印章鑑定」
  • 紙に付着した掌紋を調べ,左右どちらの手で執筆したかを判断する,
    「掌紋抽出」
  • 上記のほか,様々なお悩みを解決するため技術研鑽を行っています。お困りの方は,いつでもお気軽にご相談ください。

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鑑定結果には,どのような効果が挙げられますか?

  • こちらも,お問い合わせをいただく方の御質問として,よくうかがうお言葉です。
    弊所では,筆跡のほか,印章鑑定や赤外線調査なども行っていますので,個々にお答えしています。
  • "筆跡鑑定"の効果としては,「執筆者を知る」といった,お客様がご自身で納得されて済まされるものから,当事者間での話合いに使うための参考資料とするもの,「筆跡鑑定書」を作成して裁判資料とするもの,または警察などへ通報する際の添付資料として提出するものなど,多岐にわたります。
  • "印章鑑定"の効果としては,筆跡鑑定と近いものとなりますが,実印を基にして本鑑定が行われた場合,問題の印影の真贋が明確になりますので,筆跡鑑定より断定できる確率が上がります。
    筆跡は,同一人が書いても毎回必ずどこかに変動が起きますが,はんこは押すたびに印影が変わるものではなく,そこに「はんこ」の存在意義があり,「常に同じ」である必要があるため,断定できる確率も上がるのです。
  • "赤外線調査"や"特殊案件調査"の場合,印章鑑定に似た効果を持ちます。こちらは基本的に,可視化できないものを可視化したり,顕微鏡を使わないと観察できない,微細な状況を明確にしたりするなどを経て,鑑定結果を導き出すため,正か負か,真か贋か,有か無かなど,いわゆる「白黒をつける」結果になりやすいため,断定できる確率が上がります。
  • 以上のように,鑑定の種類や,お客様の目的により,鑑定結果の効果は変化しますが,ご注意いただきたいのは,鑑定結果には,法的な強制力などが一切ないということです。
    裁判で鑑定結果を基にして「遺言書無効」などの判決が出された場合,法的措置が取られることもありますが,一般の方には,「まずは話合いを行う」などの,ソフトな対応を心掛けていただくようお勧めします。「お前が書いた筆跡だ!」などと高圧的な態度で臨まれると,先方の態度も強硬になり,話合いで済まなくなるケースを耳にしますが,そうなると鑑定の効果を発揮するために,調停や裁判が必要になるかも知れず,結果として,不要な時間や費用が必要となるかもしれないからです。

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お客様のお声から誕生しました。

田村鑑定調査では,筆跡鑑定のご相談をいただいたお客様から,貴重なご意見をいただきます。平成20年より開始した「お客様アンケート」のご意見と併せ,様々なご要望にお応えすべく,「お客様の目線」に立って「よりわかりやすい筆跡鑑定」を実践しています。以下は,お客様のお声から生まれた鑑定内容です。全て田村鑑定調査のオリジナルです。

2005年(平成17年)
この当時の筆跡異同診断書は,鑑定結果のみをお伝えする報告書でしたが,遺言書の鑑定依頼のお客様から,「随分安いけど,きちんと鑑定しているの?」といったお声をいただきました。 もちろん鑑定作業は完全に行っていましたが,お客様に疑念を抱かせてしまったことは,私たちの配慮不足でした。そのお声を報告書に反映し,実際に「どの筆跡を,どのように選んだのか?」といった,筆跡鑑定の作業で使用した「文字カウント情報」や,「どうして,その鑑定結果になったのか」といった,要点をまとめた「鑑定人コメント」を加え,実用に耐えうる報告書の作成に重点をおき,「筆跡異同診断書(基本報告)」が誕生しました。
現在,最もご依頼をいただいている,スタンダードな鑑定報告書です。
2006年(平成18年)
「鑑定結果を早く知りたい。できれば本日中に。」関西の司法書士様からのお電話がきっかけでした。このときのお客様とのやり取りにより,電子メールを使用して,鑑定用データや鑑定結果を送受信し,スピーディな鑑定を可能とする「インターネット署名鑑定」が生まれました。
鑑定結果の報告形式は,電子署名付きのPDFファイルによるご報告のほか,郵送でもお届けしています。
また,「自宅にインターネット環境がない」といったお客様のため,郵送による受け付けも継続し,充実した内容を,使いやすく,更に進化しました。
2010年(平成22年)
「複数ある領収証を全部鑑定してほしいが,料金がかさんで予算オーバーになる。」資料を持ち込みになられたお客様が,漏らされた一言でした。
このご相談をきっかけにして,「筆跡異同診断書(集団鑑定報告)」が生まれ,後に鑑定内容に加わりました。文字数が比較的少ない資料(領収証・署名など)であれば5枚までの資料をまとめて鑑定いたします。
現在では,払戻請求書の筆跡の本人確認や,資料請求はがきの悪質な成りすましの人物特定などに,幅広くご利用いただいています。
2010年(平成22年)
「不審物が数十枚あり,全て鑑定する必要があるかわからず,料金もかさみ困る。」中傷文や怪文書でお困りの,複数のお客様からご意見を基にして,「方向性診断」が生まれました。
1対10件までを1セットとし,10件(人)までの不審な筆跡の案件に対し,筆跡鑑定を行う前に有効性と無効性の方向を見い出し,絞り込んだ結果に対して正式な鑑定を行うための事前調査です。
お客様とのお話をうかがいながら進めてまいりますので,大量の筆跡資料の鑑定が必要な方は,是非ご相談ください。
2012年(平成24年)
「対照資料の掲載は,協力者が知られてしまい,先方に見せることができない。」
怪文書でお困りのお客様から,アンケートとしていただきました。これは私たちにとって,実に盲点でした。
報告書の中に「鑑定資料と対照資料の掲載は不可欠」としていた私たちの常識が,お客様が報告書を利用される際の障害になっていました。
このお声に基づき対照資料の一部または全部を,報告書の閲覧者にわからないように「筆跡異同診断書(特別編集)」として製本することといたしました。
2015年(平成27年)
「鑑定結果のみの報告で構わないので,もっと安くなりませんか。」
平成26(2014)年のご相談で,一番多いお声となりました。世相を反映した痛切なお声かと思います。遺言書や中傷文,怪文書,契約書,養子縁組届,いじめ問題など比較的長文の,筆跡のお悩みを解決すべく,ご予算に合わせて適宜対応していましたが,これまでの御期待にお応えすべく,「筆跡鑑定簡易報告」として追加しました。
まさに一周して,初期の「筆跡異同診断書」に戻った感がありますが,必要とされるものをご提供したい一心から,鑑定内容に加えました。
2016年(平成28年)
弊所では,平成21(2009)年より,印章鑑定の受件を開始しましたが,近年,契約書関連のトラブルに関する,印章鑑定のご依頼件数が増えるとともに,裁判中の方からのお問い合わせを数多くいただくようになりました。
契約書には署名などの筆跡も存在するため,これまでの報告書は,筆跡と印章を個別に作成してきましたが「1冊にまとめてほしい」というご要望も多く寄せられるようになりましたので,「筆跡・印影鑑定報告書」を,新たに導入することとなりました。
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更新履歴

2016年8月12日
「筆跡と印影の同時鑑定」・「調査可能な筆跡」の記事を追加しました。
2016年7月11日
「印章鑑定・印影鑑定」のページを追加しました。
2016年7月3日
スタートページに画像を増やし,認識率の向上を図りました。
2016年7月3日
「報告書・鑑定書の内容」ページを追加しました。
2016年7月3日
筆跡データ募集は,応募人数が満員となり,終了しました。
2016年5月26日
「パンくずリスト」の設置など,サイトの見やすさを改正しました。
2016年4月9日
「個人情報保護士」の合格により,各ページに認定証を提示しました。
2016年3月17日
安全性を確保するため,サイト全体をSSL暗号化通信にしました。
2016年1月10日
「お声紹介」のページを更新しました。
2016年1月9日
トップページの鑑定人ごあいさつを更新しました。
2015年10月10日
「筆跡データ募集」のページを新設しました。
2015年9月29日
「領収証偽装」に関する解説文を追加しました。
2015年6月29日
「いじめ問題」に関する解説文を追加しました。
2015年6月26日
「遺言書」「契約書」「怪文書」に関する解説文を追加しました。
2015年6月24日
「知っておきたい鑑定用語」ページを追加しました。
2015年6月1日
法人・公共機関様のお支払い案内を明解にしました。
2015年5月2日
「お客様のお声紹介」の表示を,見やすいレイアウトに改良しました。
2015年4月1日
開業12周年を迎え,料金体系の見直しをしました。
2015年3月26日
開業12周年を迎え,サイトを全面リニューアルしました。

バナースペース

個人情報は大切に取扱います

個人情報保護士認定証

鑑定人 田村真樹 ごあいさつ

田村真樹鑑定人

開業から12周年を迎えた昨年は,実質300件を超える鑑定依頼をいただき,お客様の問題解決に鋭意取り組んでまいりました。
ご相談内容も筆跡鑑定のほか,印影鑑定や赤外線調査,筆跡の可視化など,多岐にわたる傾向にあり,鑑定調査が社会に果たす役割は,ますます多様化していることを実感しています。
田村鑑定調査は,「問題解決」できる技術を長年培い,お客様のお悩みに,真摯に向き合っています。

田村鑑定調査

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