怪文書や中傷文の筆跡鑑定・文書鑑定

怪文書を筆跡鑑定して執筆者を特定

怪文書とは

怪文書とは,執筆者や発行者のわからない文書を指します。社会通念上は出所がわからないため,いかがわしい文書として取り扱われますが,社会的な不正を告発したり,倫理に反することを暴露したりする一面もあるため,信ぴょう性の有無は怪文書の内容とそれを読む方の関係性に依ることがあります。また,他者への攻撃を目的とした中傷的な内容の怪文書は「中傷文」と呼ばれることもあります。

筆跡鑑定における怪文書や中傷文では,文章として執筆されているものから,短文や単語しか書かれていないものなど様々です。怪文書や中傷文の筆跡鑑定を行い,必要に応じて筆跡鑑定書の作成までを,弊所では承っております。

怪文書(文書の鑑定)

怪文書や中傷文などが文章のときは「文書鑑定」として筆跡鑑定を行います。
まずは鑑定結果がどのようになるかをご確認いただくため「筆跡鑑定簡易報告:22,000円」をお勧めしています。その後,必要に応じて証明用報告書(筆跡異同診断書)や,裁判所提出用の報告書(筆跡鑑定書)の作成を追加でご注文いただきます。

電話相談はこちら 045-805-5591

怪文書(短文等の鑑定)

怪文書や中傷文が「~は不正経理している」や「会社を辞めろ」,「学校に来るな」,「近所迷惑考えろ」,「バカ」などの文字数の少ない怪文書や中傷文は,鑑定料金の設定を「署名鑑定」にして承ります。
まずは鑑定結果がどのようになるかをご確認いただくため,「署名鑑定簡易報告:11,000円」をお勧めしています。その後,必要に応じて証明用の「筆跡異同診断書(署名鑑定):22,000円)の作成や,裁判所提出用の「署名鑑定書:110,000円」の作成を追加でご注文いただきます。
なお,怪文書の筆跡鑑定に「署名」というタイトルはふさわしくありませんので「署名」部分を「筆跡」等に変えて各報告書を作成しています。

電話相談はこちら 045-805-5591

怪文書や中傷文の執筆者を筆跡鑑定で突き止める

怪文書は「告発文」に始まり,「中傷文」・「お客様アンケートの偽装」・「成りすましによる通販はがきの申込み」・「落書き」などがあり,遺言書や契約書と大きく違うところは,執筆者の存在が見えないことにあり,それが怪文書の特性ともいえます。
この場合の筆跡鑑定は「執筆者の発見」が目的となりますので,「疑わしい人物」がいて,対照資料が入手可能な場合に,鑑定が可能となります。大半は「犯人捜し」的に行われますが,疑いを掛けられた方が自身の筆跡で鑑定依頼をされるケースもあります。
怪文書を受け取った方は被害者となりますが,「疑わしい人物」の選抜や,的確な対照資料をそろえないと,第二の被害者を生む危険もありますので,細心の注意が必要となります。

怪文書・中傷文の筆跡鑑定は原本で行うことが大事

怪文書が書類に執筆されている場合,原本の貸出しが可能であれば,原本の詳細観察により,その怪文書に書き直しや下書きがあったことが判明し,意外なところから動かぬ証拠が出ることがありますので是非ご提出ください。コピー資料しかお手元にない場合には,コピー回数が少ない方が鑑定資料として良いため,お手元のコピーをご提出ください。
壁や建具などに落書きをされた場合には,原本(壁など)をお送りいただくことができませんので,写真を撮影してお送りいただきます。怪文書の筆跡部分に対し,平行・垂直な位置から,十分な照明の下で撮影します。写真は全体像のほか,部分的に拡大したものを撮影していただけると良いと思います。

筆跡鑑定の比較対象者は慎重に選定します

怪文書の筆跡鑑定では「白黒をつける」ことも重要ですが,「冤罪を作らない」ことも視野に入れて比較対象者を慎重に選びます。このとき,選定する方のお持ちになる個々の人物に対する感情,つまり「普段の素行が悪い」とか「皆に人気がない」などは余り役に立ちません。また,別所鑑定人の誤りにより被疑者にされてしまった方やそのご家族等に影響を及ぼすケースを目の当たりにしたことがありますが,そうした誤った筆跡鑑定は,もう一つの側面として怪文書を執筆した者を放置することにつながりますので,被害者に更なる害が及ぶ危険性もあります。
筆跡鑑定の比較対象者の選定では,まずは「環境」,次に「動機」,最後に「文字の特徴」を見ていきます。

怪文書が執筆される環境

怪文書が発見された場所や怪文書が書かれた時間帯に,物理的にそれが行えるか否かです。その環境に存在することができる人物を選別します。

怪文書を執筆する動機

怪文書の内容をよくお読みいただき,それを知りうる人物に絞り込むことです。このとき大切なことは,ふだん仲の良い人や親身になってくれる人を含めることです。ただし,怪文書の書かれ方には「誰々が言ってた」とか,「みんなそう思ってる」など,伝聞風のものがあるので対象者が広がってしまいがちですが,大概は執筆者本人の存在を隠すための策ですので,そうした手には乗らず該当する方を書き出していきます。

怪文書の文字の特徴

怪文書は落書き調の書かれ方のものと,そうでない書かれ方のものがあります。一見して落書き調のものでは筆跡鑑定が困難に思えますが,同じ文字を探して見比べてみて,文字形態等が同様であれば執筆者の個性が出ていると考えられますので筆跡鑑定は可能です。そうした文字の特徴を覚えておいて,「環境」と「動機」が該当する人の中から対象者を選定をしていきます。

不特定多数で,どのように選んでいいかわからない場合などは,方向性診断をご利用いただくことをお勧めいたします。

怪文書や中傷文の対照資料選定法

怪文書の性質により,対照資料を集める際に,その書類の性質も考える必要があります。
「この者が,怪文書を執筆したのではないか?」と疑わしい人物がいる場合には,その人の筆跡資料を集めていただきますが,怪文書が「告発文」であれば,対照資料も「文章」が望ましいです。「落書き」の場合には「メモの走り書き」などがいいでしょう。
しかし,「落書き」の怪文書に,「履歴書」を対照資料としても,執筆時の気構えが異なりますので,絶対に不可というわけではありませんが,最適な対照資料であるとは言い難いです。

怪文書の鑑定は難易度が高いため,対照資料の選別にはコツが必要となります。
「サンプル筆跡」を社内などで集めていただくケースや,特定の人物の筆跡を収集する方法もありますのが,的確な資料で,精度の高い,確かな鑑定結果をお求めいただくために,まずは御相談ください。

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