筆跡試料の作成 2017.11.11

筆跡試料作成録~2017

通算44回目ごろの世間

前回の試料作成の際に,座間市で起きた大量殺人について触れました。

その後の捜査でSNSが絡んでいることや,犠牲者に未成年が多かったこと,ほとんどが女性であったことなど,一つ一つ要素が明らかとなり,また,容疑者の異常性とそれを浮き立たせる「普通のひと」というギャップもクローズアップされています。

亡くなられた犠牲者の方のご冥福を,心よりお祈り申し上げます。

2017.11.11筆跡試料作成

弊所では筆跡鑑定をはじめとして様々な鑑定のご相談をいただきますが,ご相談をいただいた方全員からご依頼があるわけではありません。きっと「相談してスッキリした」という方や「筆跡鑑定するまでもなく解決した」という方がいらっしゃるのだろうと思います。

相談をする・されるということは,人間ならではのコミュニケーションです。

大半の人は,誰かから相談を受けると親身になって聞いてやり,考え付く限りの回答を行うものでしょう。そんなに大したことはできなくても,解決したいと思うのが人情です。

相談に乗るふりをして誘い込み殺害するという行為は,感情のない虫のようであり,最近まで,そういう者が社会に溶け込んでいたかと思うと,この世に闇があるような,嫌な気分になりました。

この事件は徹底的に追求して様々な角度から検証し,本質構造を解明する必要があると思います。


最後までお読みいただき,ありがとうございました。