特殊鑑定の報告書

特殊鑑定の報告書作成と所要日数

特殊案件は,お客様のお悩みを解決するため発展させてきた実績があります。
「調べることができるかな?」といったお悩みも,弊所であれば調査方法が見つかる可能性がありますので,どうぞお気軽にご相談ください。
※表示は通常依頼の鑑定料金です。ご依頼のコースや案件の内容等により別途料金が発生することがありますが,その際は事前にお知らせいたします。

赤外線撮影調査

赤外線撮影ができる特殊なカメラやマイクロスコープ等を使用した調査です。

 

領収証等で数字の加筆改ざんを発見したり,黒塗りされた筆跡を透過して判読できるようにしたりすることができ,赤外線カメラでは立体物の撮影も可能です。また,赤外線撮影を経て明確になった筆跡に対し,筆跡鑑定を行うことも可能です(別途料金)。
なお,デジタルカメラはPENTAX KP-IRで撮影しますので,SD-WORMカードに撮影した画像を保存することが可能です。別途費用が掛かりますので必要な方はご相談ください。
※SD-WORMカードとは,警察等でも採用されている改竄防止を特徴とする特定業務向けSDメモリーカードです。保存期間は100年とされています。

赤外線撮影(赤外線撮影の画像データが必要な方)

赤外線撮影ができるPENTAX KP-IRを使用して,書類や立体物など1点(1面)に対し,通常撮影ができるフィルターと赤外線撮影用フィルター(840nm)の2パターンを撮影し写真画像のデータをお渡しします。保存用のSDカードはお客様にご用意いただきますが,SDカードは使用せずに写真画像をメール送信することも可能です。また,神社仏閣や古民家など動かせないものの場合は出張撮影も承ります(別途,出張料金等がかかります)。
なお,SD-WORMカードをご希望の場合は弊所でご用意いたします(別途料金)。
[ 3,300円(税込)所要日数 即日 ]

赤外線撮影報告書(赤外線撮影の記録が必要な方)

赤外線撮影の結果を報告書にまとめます。撮影日に加え,お客様(ご依頼主様)の情報や撮影者(鑑定人)の情報,使用機材の情報などを記載しますので「いつ・どこで・誰が・何を・どのよう」に撮影したかということの記録になります。
また,保存用のSDカードをご用意いただければ赤外線撮影を行った写真画像のデータもお渡しします。
なお,SD-WORMカードをご希望の場合は弊所でご用意いたします(別途料金)。
[ 11,000円(税込)所要日数 即日~2日 ]

赤外線調査報告書(波長を変えた赤外線撮影の記録が必要な方)

赤外線撮影ができるPENTAX KP-IRを使用して,書類や立体物など1点(1面)に対し,通常撮影ができるフィルターと赤外線撮影用フィルター(760nm~950nm)の10数パターンを撮影し報告書を作成いたします。また,保存用のSDカードをご用意いただければ赤外線撮影を行った写真画像のデータもお渡しします。
なお,SD-WORMカードをご希望の場合は弊所でご用意いたします(別途料金)。
[ 55,000円(税込)所要日数 即日~5日 ]

画像補整調査

赤外線調査では透過できなかった,黒塗りされて読めなくなった筆跡等に画像補整を施し判読を可能にします。明確になった文字を筆跡鑑定へ発展させることも可能です(別途料金)。
[ 55,000円~(税込)所要日数 3日~7日 ]

画像復元調査

ピンぼけなどの不鮮明な写真に,何が書かれているかを判読する画像復元を行います。明確になった文字を筆跡鑑定へ発展させることも可能です(別途費用が掛かります)。
[ 55,000円~(税込)所要日数 3日~7日 ]

語句分解調査

手で書かれた文字ではなく,印刷された文字(活字)文書を品詞ごとに分解し,使用頻度や言い回しなどを調べ,文書の作成者を類推します。筆跡鑑定が通用しない怪文書等に有効な調査です。
[ 55,000円~(税込)所要日数 3日~7日 ]

掌紋抽出調査

文字を書く際,ペンを持つ手の小指側を紙に置き,手を安定させて執筆しますが,このときに付着する掌紋(掌の指紋)を抽出して,執筆した際の手が左右どちらであるかを推定します。怪文書や偽造が想定される文書に対し行い,執筆者の特定に役立てます。A4サイズ1枚の両面に作業を行います。
[ 55,000円~(税込)所要日数 即日~2日 ]

難字判読調査

古い戸籍謄本や過去帳などの,読み方が難しくわからない文字を現代文字表現に置換し,判読できるようにします。相続や家計図作成などにお役立ていただいています。
[ 22,000円~(税込)所要日数 即日~3日 ]

必ずお読みください

鑑定料金のお支払いについて

特殊案件は作業の成否にかかわらず料金が発生いたします。成功報酬制ではありませんのでご注意ください。

所要日数について

料金表の解説にある「所要日数」とは,報告書作成のおおよその日数です。ご依頼いただいた案件の内容により変動します。また,順番をお待ちいただくことがございますので,所要日数は一つの目安としてお考えください。

SD-WORMカードの使用について

SD-WORMカードは,警察や消防等で採用されている改竄防止を特徴とする特定業務向けSDメモリーカードで,裁判において証拠として提出することができるよう書き換えができないようにされている記憶媒体です。保存期間は100年とされています。
赤外線撮影においてSD-WORMカードを使用する場合は,1枚(1GB)当たり2,200円(税込)が加算されます。

報告書の発行部数

特殊鑑定の報告書は通常1冊発行します。ご要望により2部発行することもできますので御依頼時にお申し付けください。
なお,報告書発送後に増刷をご注文された場合は1部につき2.750円をご負担いただきますのでご注意ください。

裁判所へ提出する報告書の発行部数

裁判所へ報告書等を提出される方には次の2冊をお渡ししますので,御依頼時にお申し付けください。

通常製本

表紙にケント紙を用いて製本した一般的な装丁の報告書です。「正本」としてお使いいただきます。

未製本

お客様や弁護士様等のご判断で「副本」をご用意される際に,コピー機のオートドキュメントフィーダ(自動原稿送り装置)をご利用いただけるように製本をしていない報告書です。

裁判所から嘱託された場合の報告書

製本冊数や装丁など,ご指示通りに作成いたします。


 

Posted by 鑑定人 田村真樹